この記事では、年末調整の保険料控除申告書「小規模企業共済等掛金控除」欄の書き方・記入例をご紹介させていただきます。
- 小規模企業共済
- 企業型確定拠出年金
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)
- 心身障害者扶養共済
などに加入されている方は、今年支払った掛金の全額が所得控除されるので忘れずに申請しましょう。
目次
年末調整:小規模企業共済等掛金控除(iDeCo含む)書き方・記入例
【事前に準備するもの】
■掛金の控除証明書
例えばiDeCo(イデコ=個人型確定拠出年金)であれば、毎年10月ころ国民年金基金連合会から送られていているはずです。
小規模企業共済等掛金控除は、「給与所得者の保険料控除申告書」内、下記画像赤枠内にて申請を行います。
【記入例】
※合計金額が全額所得控除になります。
独立行政法人 中小企業基盤整備機構の共済契約の掛金
この欄は、サラリーマンの方にはあまり関係ありません。「小規模企業共済」という中小企業の役員・個人事業主などが加入する退職金制度の掛金です。中小企業基盤整備機構から送られてくる小規模企業共済等掛金払込証明書にを参考に掛金を記入しましょう。
確定拠出年金法に規定する企業型年金加入者掛金
この欄は企業型確定拠出年金の掛金ですが、お勤め先の会社で掛金を把握しているので原則記載しなくOKです。
確定拠出年金法に規定する個人型年金加入者掛金
iDeCo(イデコ=個人型確定拠出年金)の掛金はここに書きます。国民年金基金連合会から送られてくる小規模企業共済等掛金控除証明書に記入されている金額を書き写しましょう。
心身障害者扶養共済制度に関する契約の掛金
心身障害者の方を扶養する方が加入する共済の掛金をここに記入します。
添付書類
「掛金の控除証明書」の添付が必要です。
お疲れ様でした。以上が年末調整における小規模企業共済等掛金控除の書き方・記入例となります。
年末調整の書き方でお困りの場合は、ケース別に年末調整記入例をまとめた、こちらの記事も是非参考にしてみてください。