住宅ローン控除(減税)初年度の確定申告書の書き方と記入例を徹底解説

確定申告

前回に続き、住宅ローン控除(減税)初年度の確定申告の書き方を具体例を交えご紹介させていただきます。

前の記事で、

  • 住宅ローン控除(減税)の申請に必要な書類
  • 「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」の書き方・記入例

を書かせていただきましたので、まだお読みでない方は先にこちらの記事からお読みください。

確定申告:住宅借入金等特別控除額の計算明細書の書き方と記入例

今回は第2回ということで、確定申告書(第一表・第二表)の書き方と添付書類についてご紹介させていただきます。

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確定申告書 第二表の書き方と記入例

【記入例の設定】

会社員の佐藤太郎さんは、令和3年に妻の花子さんと共同でマイホームを購入しました。持ち分は、夫である太郎さんが3/4、妻の花子さんが1/4です。住宅ローン控除初年度なので、今年は確定申告で申請します。

  • 年末住宅ローン残高:2500万円
  • 家族構成:共働きの妻(年収400万)と子供一人(16歳)の3人家族
  • 年収:580万円(会社にて年末調整済)

第二表から書いていきますので、第二表と源泉徴収票をご用意ください。まずは源泉徴収票から青①②を第二表の該当箇所に書き写します。

(源泉徴収票)


【確定申告書第二表 記入例】


源泉徴収票から書き写したら、赤枠内を記入していきます。

赤① 住所・氏名・フリガナを記入します。

赤② 「所得の種類」を「給与」、種目を「給料」、その右隣に「勤務先の会社名」を記入します。

赤③ 青②をそのまま記入します。

赤④ 居住開始日を記入します。そして、新築住宅の場合は令和2年10月1日~令和3年9月30日、建売住宅・中古住宅の場合は令和2年12月1日~令和3年11月30日に契約し、消費税率10%で取得した場合は「特別特例所得」に該当するため、記入例のように(特別特例)記入してください。

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確定申告書 第一表の書き方と記入例

続いて第一表を書いていきましょう。先程と同じく、まずは源泉徴収票から青①②③④を第一表の該当箇所に書き写して下さい。

【源泉徴収票】


【確定申告書第一表 記入例】


源泉徴収票から書き写したら、次に上記記入例赤枠内を書いていきます。

赤① 住所・氏名・フリガナ・マイナンバー・性別・世帯主の氏名・世帯主との続柄・生年月日・電話番号を記入します。※去年の1月1日時点の住所が現住所と異なる場合は、去年の1月1日時点も記入します。

※改正により押印は不要です。

生年月日の1つ目の枠(記入例で「3」と記載している部分)は次のとおり記入してください。

明治→1
大正→2
昭和→3
平成→4

赤② 所得の合計金額を記入します。今回は給与所得のみの設定なので、青②をそのまま書き写します。

赤③ 青③をそのまま転記します。

※当記事の記入例にはありませんが、雑損控除・医療費控除・寄付金控除に該当する方は、それぞれの控除額を計算し記入してください。

医療費控除・ふるさと納税についてはこちらの記事に詳しく書かせていただきましたので、該当する方は良かったらご参照下さい。

【参考記事】
医療費控除:確定申告書の書き方と記入例(第一第二表・医療費の明細書)
確定申告:ふるさと納税(寄付金控除)の書き方を記入例付で徹底解説

赤④  続いて、課税される所得金額を計算します。からを引いた金額を記入します。※1000円未満は切り捨て

 課税所得を下記税率表に当てはめて所得税額を計算します。

【計算式】
「所得税額」=「課税される所得金額」×「税率」-「控除額」

(記入例)
「課税される所得金額(④)」は2,299,000円なので、上記票の上から二番目に該当します。
「所 得税額」=2,299,000円×10%(0.1)-97,500円
132,400円

赤⑥ 住宅借入金特別控除(住宅ローン控除)の金額を記入します。前回の記事で作成した、下記画像:住宅借入金等特別控除額の計算明細書の赤枠内の金額を書き写してください。


赤⑦ 赤⑤から赤⑥を引いた金額を記入します。0円以下になる場合は、「0」と記入してください。

「記入例」
132,400円-250,000円
=-117,600円 

0円以下なので、「0」と記入。

所得税から引ききれなかった住宅ローン控除額は、住民税から引いてもらえる!

今回の記入例のように、「所得税額」より「住宅ローン控除額」の方が大きく赤⑦が0円以下になった場合、残った住宅ローン控除額(記入例でいうと117,600円)は来年支払う予定の住民税から引いてもらえます。(※消費税10%で購入した場合、課税総所得金額の7%、最高136,500円までを限度。)

また、その際手続きは特に必要ありません。税務署から確定申告したデータが市区町村にいき、市区町村側で住民税から引いてくれます。

 赤⑦の金額をそのまま記入します。

赤⑨ 復興特別所得税を計算し、記入します。赤⑧に0.021をかけた金額(1円以下は切り捨て)が復興特別所得税になります。

「記入例」
0円×0.021
=0円 

赤⑩ 赤⑧⑨を足した金額を記入します。

「記入例」
0円+0円
=0円 

赤⑪ 青④から赤⑩を引いた金額を記入します。この金額が還付される金額です!

「記入例」
127,931円-0円
=127,931円

 最後に還付金の振込先口座を記入します。

お疲れ様でした。これで、住宅ローン控除の確定申告書類は完成です!最後に添付書類を確認しておきましょう。

添付書類の確認

【提出が必要な書類一覧】

  • 確定申告書(第一表・第二表)
  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
  • 住宅借入金の年末残高証明書原本
  • 家屋・土地の登記簿謄本(登記事項証明書)原本
  • 売買契約書または建築請負契約書の写し
  • マイナンバー通知カードのコピー、またはマイナンバーカードのコピー
  • 運転免許証などの本人確認書類のコピー 
    ※マイナンバーカードのコピーを添付する場合は必要ありません。

ここでご紹介しているのは、当記事の記入例設定で必要な添付書類となります。状況が異なる場合は、次章でご紹介する「税務署の電話相談センター」にて添付書類のご確認をお願いいたします。

おわりに

書き方がわからないときの対処法

人それぞれ状況が違うので、当記事の記入例だけではわからない部分も出てくるかと思います。その場合は、税務署の電話相談センターで聞くのが一番早いです。

国税庁:税についての相談窓口

最寄の税務署に電話すると自動案内が流れるので、下記画像の「1」→「1」を押すと、電話相談センターにつながります。


私も何度も利用していますが、とても丁寧に教えてもらえるのでお勧めです。

確定申告の書き方でお困りの方は、ケース別に確定申告記入例をまとめた、こちらの記事も是非参考にしてみてください。
↓ ↓ ↓ 
2022(令和3年分)確定申告書類の書き方・記入例ケース別徹底解説!

それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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