確定申告:配偶者の所得の計算方法。収入と所得は違うので注意!

確定申告

この記事では、確定申告書に記入が必要な「配偶者の所得」を確認&計算する方法をご紹介させていただきます。

所得は全部で10種類がありますが、今回は一般的に多いであろう「給与所得(会社員・公務員・パート・アルバイトなど)」と「年金による所得」について解説しますので、配偶者が給与や年金を受け取っている方は良かったら参考にしてみて下さい。

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配偶者が給与をもらっている場合の「所得」の確認・計算方法

配偶者が会社員・公務員・派遣社員・パート・アルバイトなどをしている場合は、「給与所得」というものが確定申告書に書く「所得」に該当します。「給与所得」は源泉徴収票で確認するのが一番確実です。配偶者は勤務先から源泉徴収票を受け取っているはずなので見せてもらいましょう。

下記画像の赤枠内(給与所得控除後の金額)に記載されているのが「給与所得」なので、確定申告書にはこの金額を書きましょう。

配偶者がパート・アルバイトを掛け持ちしている場合

配偶者がパート・アルバイトを掛け持ちしている場合は、源泉徴収票が複数枚あるはずです。

掛け持ちしていると、上記画像の赤枠内に記載がないケースもあります。その場合は、下記画像の青枠内「支払金額」を足して合計金額を出してください。(全部の源泉徴収票を足してください。)


この青枠内「支払金額」の合計金額が「給与収入」となり、この「給与収入」を次の計算式に当てはめて「給与所得」を算出します。

国税庁:令和5年分 給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書の裏面より引用。

※「給与所得の自動計算ツール」を作成したので、計算が面倒な方はご利用ください。⇒給与所得の自動計算ツール

配偶者が年金を受給している場合の「所得」の確認・計算方法

年金を受給されている場合は、「雑所得」というものが確定申告書に書く「所得」に該当します。

年金受給者の「雑所得」の計算方法はこちらの記事に詳しく書かせていただきましたので、合わせてご参照ください。

確定申告:公的年金と個人年金の雑所得の計算方法を徹底解説

それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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